テイクプラスLLCは、竹の繊維とプラスチックのコンポジットを中心とする事業を
推進する九州工業大学発のベンチャー企業です。
文部科学省START事業「未利用バイオマスからの高性能コンポジット開発プロジェクト」
(H24~H26年度)の成果を受けて設立されました。
我々のミッションは、企業や自治体に働きかけて
竹/プラスチック・コンポジットのサプライチェーンを構築し、
特許技術を企業にライセンスして、大規模に竹の有効利用を進めていくことにあります。
同時に放置竹林の問題解消、再生可能資源の有効利用、
CO2排出削減といった環境対策にも大きく貢献できると確信しています。
代表社員 三浦 重信
九州工業大学(西田治男教授:大学院生命体工学研究科)が開発した竹短繊維は、プラスチックとのコンポジットに軽量性、高強度、低吸水性、寸法安定性、帯電防止性などを付与することができる新しいバイオ素材です。
中心技術となる常圧過熱水蒸気処理法(SHS法)は、安全で画期的な技術であり、容易に大規模工業化が可能です。
SHS処理した竹は簡単に解繊・分散できるので、ナノコンポジット化により、高強度で透明性を維持するフィルムの製作も可能です。
SHS処理により副生物として得られる竹酢液は、発がん性物質を元々含まず、安全・安心な竹酢液として用途開発が期待されています。
詳細は「竹のチカラ」をご覧ください。
1. 竹/プラスチック・コンポジットの作成や成型が容易で、既存の押出成型、射出成型の装置で直ちに技術導入ができ、簡単に高強度の成形品が得られます。
2. 高強度・寸法安定性の他、帯電防止性、難燃性、電磁波シールド性などを付与することが可能で、幅広い用途に使用できます。
3. 押出成型では、用途により、竹粉70%までのコンポジットが可能です。射出成型では20~40%程度とします。フィルム用途のナノコンポジットでは5%前後で効果を発揮します。
4. 竹酢液は、比較的低温の過熱水蒸気処理により発生するので、有害な分解物を生成せず安全・安心な製品となります。
社名 | 合同会社 テイクプラス TAKE-PLAS LLC |
代表社員 | 三浦重信 |
社員数 | 8人 内、法人社員2(合同会社バイオプラ・セレクション、国立大学法人九州工業大学) |
資本金 | 800万円 |
設立 | 2014年12月 |
本社所在地 | 北九州市八幡西区大浦1-9-13 |
東京事務所 | 杉並区高井戸東3-9-10-347 |
業務内容 |
竹/プラスチック・コンポジットを手がける九工大発ベンチャー企業 関連特許のライセンシング、技術指導、コンサルティング 関連製品(竹粉、コンポジット、成形品、竹酢液など)の企画開発、市場開発、販売、輸出 その他の技術開発、海外展開 |